「ツッツキなんて、ただ返してるだけでしょ?」
…そう思っていた時期が、私にもありました。
シャム猫はつい最近まで、つっつきの重要さに気付いていませんでした。しかし、メンターからツッツキの大事さを教わり、ツッツキの練習を重ねていくと、試合の運びが良い方向に行ってきたのです。こういう事だったのか!と思い、今ではもっと上手になりたいと練習を重ねています。
ツッツキは相手を揺さぶり、試合の主導権を握ることができる攻守一体の技術です。特に、40代以上のプレーヤーにとっては、スピードやパワーに頼らない“戦術”として非常に有効です。
今回は、実戦で効果抜群のツッツキパターンを5つ厳選してご紹介します!
ミスを減らし、チャンスを作るための引き出しを増やしましょう。
◆ 1. フォア前・浅いツッツキ(ストップ系)
狙い: 相手を前に引き出し、体勢を崩す
使いどころ: サーブ直後やラリー序盤
ポイント:
・しっかり切って低く短く出す
・相手が出てくることで、次の展開が楽になる
・浮いて返ってきたらドライブチャンス!
◆ 2. バック深くに切れたツッツキ
狙い: 相手のバックを狙って回り込ませず、消極的な返球を引き出す
使いどころ: ラリーの中盤・相手が様子見している時
ポイント:
・しっかり切ることでドライブミスを誘える
・低くて深いボールは、相手にとって“最も打ちにくい”
◆ 3. 横回転混ぜのツッツキ
狙い: 相手のタイミング・ラケット角度を狂わせる
使いどころ: 同じ展開が続いているとき・相手が慣れてきた時
ポイント:
・下回転に少し横回転を混ぜて“ナックル”気味に出す
・相手は回転を読みづらく、ミスや甘い返球を誘える
◆ 4. 同じコースで強弱の変化をつけるツッツキ
狙い: リズムを崩してミスを誘う
使いどころ: 相手のフットワークが安定してきたとき
ポイント:
・例えば「深くて強い→浅くて弱い→また強く」のように交互に使う
・「読めないツッツキ」はそれだけで大きな武器になる
◆ 5. ツッツキ→フェイント→一発攻撃
狙い: 相手を揺さぶって攻撃チャンスを作る
使いどころ: 自分がツッツキを主導している時
パターン例:
- 何球かツッツキを続ける
- 急にストップ(浅いツッツキ)を混ぜる
- 相手が浮かせたらドライブ or スマッシュ!
この流れは、“待って攻める”理想の展開パターンです。
◆ まとめ:ツッツキは“返す技術”ではなく“崩す技術”!
今回ご紹介した5つのツッツキパターンは、どれも実戦で効果的なものばかり。
一見地味に見えるツッツキですが、その質とパターンを変えるだけで、試合の流れはガラッと変わります。
✔ 回転やコースの工夫で、相手のリズムを崩す
✔ 浅さ・深さ・強弱でプレッシャーをかける
✔ 攻撃のきっかけを自分で作れるようになる
このように、**ツッツキは“守りの技術”ではなく、“主導権を握る技術”**です。
「ただ返すだけのプレーから抜け出したい」
「体力やパワーに頼らず、知的に勝ちたい」
そんなあなたは、ぜひ今回ご紹介した5つのツッツキパターンを意識して練習してみてくださいね!
シャム猫は、練習の時、最低30分はツッツキの練習をしています。フォアのみでつっつく・バックのみでつっつく・前面でつっつく・つっついている時、浮いた球はスマッシュ!など、パターンを変えて練習しています。様々なパターンでの練習は必ず試合などで使えます!!!
そして、体力や瞬発力に頼らない頭脳卓球の土台として、ツッツキは最強の武器になりますよ!
さあ!あなたもツッツキを強化してもっともっと卓球を楽しみましょう!!!


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